USBデバイスを使う

システム障害に備え、大事なデータをバックアップする必要がある。
USB接続のHDDを用意する。
しかし、Linux初心者にとってファイルシステムは難関の一つではないだろうか。
WindowsのようなCドライブとかDドライブと言った概念がない。
/(ルートディレクトリ)を頂点とする階層構造ですべてが扱われる。
デバイスファイルの扱い方が分かっていないと何もできない。
1番目の SATA/USBドライブ /dev/sda
2場目の SATA/USBドライブ /dev/sdb
などということが分かってくる。
さらに、パーティションごとにsda1とかsdb2とかに割り当てられる。
これらをファイルシステムに結合させて初めて利用できる。
結合させることをマウント、結合点となるディレクトリをマウントポイントという。
内蔵SATAハードディスクが1台のノートPCではUSBに接続したHDDはsdbが割り当てられる。
データ領域はsdb2となる。
$ sudo mount /dev/sdb2 /mnt
とすれば、/mntディレクトリを通し、ファイルの読み書きが可能となる。
USBメモリなどからファイルの読み書きをしようとして、Linux初心者が最初にまごつく場面である。
「どうすればいいの・・・?」
システムのバックアップなどを考えなければ、sdaやsdbなどほとんど意識しないだろう。
ちなみに、パーティションテーブルは以下のようにして表示できる。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
$ sudo fdisk -l /dev/sdb ディスク /dev/sdb: 931.5 GiB, 1000204886016 バイト, 1953525168 セクタ 単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト) セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスクラベルのタイプ: gpt ディスク識別子: D43E22BB-2DE1-4E3E-A832-221589D0CFDE デバイス 開始位置 最後から セクタ サイズ タイプ /dev/sdb1 34 262177 262144 128M Microsoft 予約領域 /dev/sdb2 264192 1953524063 1953259872 931.4G Microsoft 基本データ |
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