コマンド操作の基本(2)

必要最低限のことが分かったつもりでも、もう一度基本を再確認すると発見がいろいろあるものだ。
不便に感じていた部分が一気に解決することもある。

ディレクトリーの移動もその一つ。
$ pwd カレントディレクトリーを確認
$ cd -  直前にいたディレクトリーに戻る
$ cd  ユーザーホームディレクトリーに戻る
コマンドの使い方が分からないときは、manコマンドでマニュアルを参照しよう。
シェル組み込みコマンドはhelpを使う。
長い引数やファイル名は補完して入力。

これは便利なので使わなければ損。
[Tab]キーを押すと、候補が1つならどんなに長くても一発で補完してくれる。
複数の候補がある場合は共通する部分が補完される。
もう一度[Tab]キーを押すとすべての候補が表示される。

また、補完とともに便利なのが履歴機能だ。
[↑]キーを押すごとに、最近実行した順にコマンドが表示される。
一部だけ変更もできるので、タイプミスも減り確実に入力できる。
[Ctrl+R]キーを押すと以下のようにプロンプトが替り、1文字入力するごとに検索できる。
(reverse-i-search)`’:_
 
今回の最後に、エイリアスを紹介しておこう。
よく使うコマンドであるが、オプションや引数が長くなる場合エイリアス (別名のこと、SQL文などでも使うことがある。)で短縮できる。
ホームディレクトリーにある「.bashrc」ファイルに記述しておくと、ログアウトしても消えない。
設定済みのaliasを確認するには
$ alias
登録するなら
$ alias [エイリアス[=’コマンド’]]

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