初級編1:セッションハンドリングとは?


 セッションハンドリングって言葉、聞いたことある?
 セッションハンドリングとは、セッションをうまく運営することを言うんだ。
 つまり、セッションをうまく操るわけだね。
 キャラクター(PC)作成から、導入、そしてシナリオ終了まで、あなたが行うことは全てセッションハンドリングってわけ。
 そして、セッションハンドリングはシナリオ作成と大きく関わってくる。だから、セッションハンドリングは用意したシナリオの質によってやり方が変ってくる。
 今回は、初級者向けなので、初級者がこう作るといいよ、というサンプルのシナリオと共に説明していきたいと思う。そのシナリオをどう作るかは、シナリオ作成術の方を参照していただきたい。
 さて、セッションって実際にはどういう風に進んでいくのか。

1.PC作成
2.PC紹介
3.導入
4.GMが状況提示
5.PLが行動宣言
6.判定
7.判定の結果どうなったかGMが説明
 エンディングになるまで、上記4〜7を繰り返す。
8.エンディング。最終的にどうなったかをGMが説明。
9.経験点の割り振り、PC成長、反省会など。

 大体、こんな流れで進んでいくと思う。というか、これ以外の進みようはないと思う。
 まあ、途中で経験点を割り振ってPCを成長させたり、PC作成、紹介がなかったりはするだろうけど。
 さて、セッションをうまく操るのが、なぜ大切か。
 スポーツ、特にサッカーとかラグビーを見ていて、審判の笛の吹き方によってゲームがつまらなくなった経験とかってない?
 サッカーやラグビーは流れのスポーツだから、反則をいちいちとっていたら、流れが切れて面白くなくなってしまう。だから、アドバンテージを取りながら試合の流れを壊さないように、うまい審判は試合をコントロールする。
 セッションでGMがやるのも結局は同じことなんだよね。つまり、セッションの流れを面白くなるようにコントロールするんだ。だれないように、走りすぎないように、緩急織り交ぜてセッションをコントロールする。
 それが、できるようになると、セッションにメリハリが出てくる。
 目指すべきセッションハンドリングは、まさにそれなんだ。
 では、そうなるためにどうしたらいいんだろう?
 次節から、私が初級者だった頃にやっていたやり方を紹介していきたい。  


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